おわった
好きだったのも大切だったのも、どうにかしたかったのもわたしだけだったんだってさ。
頭にきちゃって 前の喧嘩の時とおんなじ。
一方的に さよならして、怒らせて、挙句にそういうところがダメだと異性に相手にされないんだと説教されて、めちゃくちゃ胃が痛い。
何様だよ。
あなたと違ってわたしは、精一杯愛した。
何度も許して何度も無償で愛してやった。
忘れるなよ、わたしという人間を。
時間もお金もかけたんだ。
結局嫌になったらいつも逃げたがるのはあなたで、それをじゃあいいよといつの間にか着けていた首輪を外すのはわたしの役目だった。わたしは逃げたくても飼い主だからいつも逃げられなかったの。
もういいよ。
今日はそのつもりだった、終わりにするつもりだった。
彼を怒らせても、文句を言われても、止められても、最低な別れでもよかった、楽になりたかったの。自分勝手だけど、とにかくもう辛くなりたくなかった。
あなたなんかのせいで、人生をめちゃくちゃにしたくないし、もう好きになれない自分に好きでいさせようとなにか理由を探したくなかった。
たくさんかけたお金も時間も、勉強代だった。
そう思うことにした。
わたしだって悪いことたくさんしたから。
あなたを信用して、好きでいようとしたことが悪かった。わたしが悪かったよ。ね。
開き直っていきていくしかない。
いつか来る別れを覚悟していたんだ。
もう終わっていたも同然だし、大丈夫。
明日からまた実習がんばるよ。
あいつなんていなくても生きていける。
大丈夫って背中押してくれる人もいないけど、涙を拭いてくれる人もいないけど、わたしは少女漫画の主人公じゃないけど、それでも強く生きるしかない。
きっと二ヶ月後には笑えるよ。