終わりは そう 終わりじゃない



エンドロールは走馬灯じゃない

物語に終わり何てものはない

「めでたしめでたし」じゃない

僕の生活は 終わらない

終わりはそう、終わりじゃない

ラストシーンはスタートラインでしかない

「昔々の話」じゃない

僕の人生は つづくつづく


今日は月がとっても綺麗に見えるよ。月が明るすぎていつも見える星があんまり見えなくなっちゃうくらい。まぶしい。

それにしても寒くなったなあ。窓を開けて聞こえてくる虫の鳴き声も すっかり減って弱々しくなった。

夏は終わった。

それでもわたしの生活は終わらないし、実習も終わらないし、終わりを迎えるどころか国試の勉強や卒論も始めなくちゃいけない…と思うと鬱になりそうだよ。


なにか1つでも終わってしまえば 楽になるのに。

勉強も、実習も、無理して合わせる人間関係も、惰性で続けているゲームも、おしゃれもメイクも、スタバのフラペチーノも、大好きな人でさえも、なんでもいい、なにか一つわたしが追いかけなくてはいけないものが無くなれば 精神的に焦る気持ちが解消されるのに。

でもなにか一つでも生活から消えてしまえば、きっとわたしはわたしじゃなくなってしまうのだろうということは よく知っている。その一つ一つがくだらないように見えて、わたしを作るもので、既にわたしの一部であり、一つ欠けたら次の何かを見つける必要がある。そうやって出来ている。

だから 何一つとして自分から終わりを選べない。わたしが過去も未来も現在もひっくるめてわたしでいるために、だ。


とは言っても、わたしという人間は中身が薄っぺらくて、知識も経験もほとんどなくて、そこらを歩いている21歳の平均的な女の子たちと何も変わらない と思う。何か違うことがあるといえば、趣味が少し若々しくないかもしれないぐらい。

友達はあんまりいないし、お金が無いから高い化粧品を買ったり可愛い服をたくさん買ったり、毎週飲みにでかけたりは できないけど。そのせいでちょっと根暗でのろまで会話が下手で人見知りだけど。

何も特別な人間じゃない。それは自分がよく知っている。


でも、特別にしてくれた人がいました。

人生最高かもしれない。

わたしを作るものの一つに、大好きな人がいるだけで、わたしは特別な人間になれちゃった。


今の実習が始まってたくさん落ち込んでたくさん悲しくなって、正直やめたいと強く思ったし、人生どうでもいいとさえ思った。メンタルがクソ弱いので。

彼に、落ち込んでるから励ましてと連絡しても意味不明の返事が返ってきて まともに励ましてくれなかった。わたしは馬鹿だから 意味不明の返事に怒りどころか笑みがこぼれて、愛おしくなってしまったんだ。本気で励まされたらもっと弱くなって泣いて休んでいたかもしれないし、笑ったおかげで力が抜けた。

わたしには彼がいるからいいや、そうやっていつからか思えるようになった。どんなに嫌なことがあっても、辛くても、わたしを特別にしてくれた彼がいるから わたしは幸せだから大丈夫だと、思えるんだ。



実習で忙しく過ごしているせいもあるかもしれないけど、彼に過剰な期待をしなくなった。

彼がわたしへの関心を失うのは今でも怖いし、何日も声を聞けないのは嫌だし、いつでも会えるなら会いたいけど、そうやって強迫観念みたいな気持ちで好きでいるのはとても疲れる。彼に対してこういう気持ちをぶつけて求めた事はないけれど、わたしの中にはいつもこういう気持ちで溢れていて ある意味辛かった。

忙しく過ごしていると、連絡が来なくても、声を聞けなくても作業が終われば睡眠優先だから気にも止めないし、それどころか彼のことを忘れていることさえある。どうでもいいわけじゃなくて、生きていくことに精一杯で、完全に優先順位が落ちている。

強迫観念の矛先は実習記録に変わったけど、彼に対してそういう気持ちを抱かない事がこんなにも心が軽くなるなんて最高。もしかしたら彼はいつも仕事で疲れているから こんな気持ちなのかもしれない。

うまく言えないけど、特別な存在だからなのかな。強迫観念がなくて全然焦ってもない自分がいるけど、大丈夫って思えるのは、特別だからな気がする。要は信用しているというのかな。

でもあんまり油断したら かわいい女の子に取られちゃうから、気をつけないとなあ( 。º﹏º。 )



電話来ないかなーって思いながらダラダラ書いていたら とてつもなく長くなった。自分で読み返したくもない…。



あと2週間でデートだ〜〜〜!!!!

楽しみだなあ、お互い忙しいから デートするとしても落ち着くまで無理かなって思ってたから。まあわたしが無理やり約束を取り付けたようなもんだけどね。

時間もお金もあんまりないから 出来る事は限られているけど、美味しいもの食べたいな〜!

あと2週間実習がんばるがんばるがんばる…。